Anemos
Anemos とは
Anemos は大規模データの収集解析のための基盤システムです。 気象データや交通情報などのデータを日々収集し再利用可能な形で DB に格納しています。
Anemos の開発理念
Anemos は Solufit が掲げている3つのゴールのうち「Goal2: 価値の追求」に焦点を当てたシステムです。
Anemos では複数のソースから収集したデータを共通のフォーマットで格納することによってデータの分析を容易にし、データから物事の新たな側面を見つけるサポートをしています。
Anemos の システム構成
Anemos は以下の2つのシステムから構成されています。
- Anemos Commander
- Anemos Spider
- Anemos Intra-API
Anemos Commander
Anemos Commander はデータの格納と取り出しを担当する Anemos システムのコア部分です。
Commander は SQL 形式のデータベースを持ちデータを格納します。
Anemos Spider
Anemos Spider は Anemos のデータ収集を担当するシステムです。
Spider は指定された間隔で各データソースからデータを取得し「Formatter」を通して Anemos で扱える形式にデータを変換します。
また、変換前の生のデータをデータベースに格納し、情報元がたどれるようにしています。
変換後のデータは生のデータを呼び出せるキーを持った状態で Commander へと送信されます。
Anemos Intra-API
Anemos Intra-API は Solufit 組織内のためのすべての Anemos データにアクセスできる API です。
取得したデータの利用 は Solufit 組織内に限定され、ライセンスによって二次利用が禁止されているものに関してはアプリケーション等に活用し画面に表示することはできません。
データ分析用途であれば利用できますが、いずれの利用方法でも Solufit 組織外に持ち出す場合は、Solufit セキュリティ領域責任者への申請・承認が必要です。
領域責任者(領域 AD)に関しては Start セクションの「組織構造と意思決定」を参照してください。
Anemos 開発上の注意点
Anemos は以下の3つのルールのもと開発を進めています
- 情報の取得元を明らかにする
- 外部から扱いやすい API を提供する
- 解析したデータを使って楽をする
1.として Anemos から提供するデータにはすべてに「情報元: infoDomain」が含まれています。 また、「記録 ID: infoObject」をもとに取得した際の生のデータを閲覧することができます。
2.として、Anemos Public API を開発・運用しています。
3.として、Anemos のデータ更新をトリガーとして webhock や SNS にリクエストを飛ばすことができるシステム「Siesta」の開発を進めています。
Anemos はその仕組み上、複数の複雑なライセンスの元データを扱っています。 データ利用・API 開発の際は必ず「ライセンス」セクションを確認してください。